イタリアの風を感じる、ランチアの電動キックボード

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イタリアのカーブランド・ランチアが電動キックボードメーカーMT Distributionとタッグを組み、「Ypsilon e-scooter」(イプシロンeスクーター)を発表しました。 電動キックボードというトレンドに、自動車ブランドも腰を上げてきたのですね。

Image: Ypsilon e-Mobility
Image: Ypsilon e-Mobility

「Ypsilon e-scooter」 はシンプルに見える電動キックボードですが、細部を見ると、他モデルの一歩先をゆく装備をもっていることに気が付きます。

Image: Ypsilon e-Mobility

それはタイヤです。サイドウォールにいくつもの穴があいた、中空式のノーパンクタイヤを装備しているのです。

Image: Ypsilon e-Mobility

トレッドの溝が摩耗するまでは安心して走ることができるノーパンクタイヤ。乗り心地には影響あるかもしれませんが、フロントサスペンションはついていますし、250Wモーターで最高時速25km/hの車両でハイスピードではカッ飛ばせないことから、安心して乗れそうな車両に仕上がっているように感じます。

Image: Ypsilon e-Mobility

ブレーキは後輪の回生ブレーキのみでしょうか。ウインカーなどの装備もない、シンプルなグローバルモデル。

Image: Ypsilon e-Mobility

日本での販売は難しい(そもそも現在ランチアの販売チャンネルがない)と思われますが、シンプルなデザインかつ299ユーロ(約3万9000円)という価格に興味をそそられる方も多いでしょう。

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ところで古くからの車好きであれば、ランチアの名前はストラトスやデルタ・インテグラーレといった歴史を飾るラリーカーと共に強い印象が残っていることでしょう。

現在のランチアはフランスを軸とした多国籍企業であるグループPSAの傘下にあります。プジョー、シトロエン、DS、オペル、ボグゾール、フィアット、アルファロメオ、マセラティ、アバルト、クライスラー、ダッジ、ジープ、ラムといった数々の自動車ブランドの一員として、イタリア市場においてプレミアム・コンパクトカーのイプシロンのみを販売しています。

2011年より販売している現行の3世代目、実はイタリア市場で大人気。イタリアで2番めに売れている車両なんですって。2021年1月から5月までの納車台数は2万2783台で、これは同時期の欧州でのアルファロメオ全モデルの販売台数を上回っているとのこと。

ランチアの電動キックボードにイプシロンの名前をつけた理由は、この強力なブランドネームを生かしたマーケティングをするためかもしれませんね。

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