日本の公道で走れる電動キックボードは、ヘッドライト、ブレーキ、バックミラー、ホーン、ナンバープレート灯といった日本の道路運送車両法に規定された装備が必要です。
しかし公道走行OKとしながらも、ウインカーやブレーキランプが備わっていない電動キックボードがあるのも事実です。
実は、最高速度が20km/h未満に制限されている車両であれば、ウィンカー、スピードメーター、ブレーキランプを装備しなくてもいいのです。過去にもガソリンエンジンを搭載した自転車のモペット(フランス)は、 ウインカー&ブレーキランプを装備していない状態で、当時の運輸省(現・国土交通省)が「日本で走らせてもいいよ」と認可していました。
最高速度を低くすれば事故の危険性が低減するし、日本で販売する車両の整備コストも抑えられる。販売価格も安くなる。いいことだらけじゃないか! と思えるかもしれませんが…。
個人的にはオススメしません。
なぜなら交差点で曲がるときに手信号で曲がる方向を示さなければならないためです。
ホイールベースが短く、ホイールサイズも小さい電動キックボードは、路面の轍やひび割れなどの状態に影響を受けやすい乗り物です。まっすぐ走っていても、片手運転だとハンドルがブレやすい。だというのに、ウインカーを備えていない電動キックボードは交差点で曲がるときに必ず片手運転をしなければならなくなる。
もしこのとき、他の車輌がつっこんできたら…と思うと、手信号で曲がる合図を出さなくてはならないウインカーなしの電動キックボードは選ばないほうがいいのです。
東洋経済オンライン
PR TIMES
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